刑務所に収容されている受刑者が、その世界を指して「娑婆(しゃば)」といったりしますよね。これは、サンスクリット語の「サーハ」から来ている言葉です。

刑務所の外の世界、つまり自由な世界という意味で使われる娑婆という言葉ですが、もともとは仏教用語で、意味は全く違うものでした。

サーハは、「人間界、この世」という意味で、中国に伝わったときに娑婆という感じが当てられました。また、サーハには忍土(にんど)という「苦しみに耐え忍ぶ場所」を表す意訳もあります。

人間界は苦しみに耐え忍ぶ場所であるというのが仏教の考え方であり、そういう意味では刑務所から出ても、人間は苦しみの世界に身を置くしかないという意味なんでしょう。


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