テレビや映画をつくる際に使われる「制作」と「製作」には、実は明確な使い分けがあります。
意味としては、制作は「芸術作品などをつくること」で、製作は「機械や道具などをつくること」。
しかし、映画業界で制作は「作品をつくる」ことであり、製作は「資金を出す」という使い分けをしています。
映画のクレジットを見れば、製作と制作の両者が示されていることが多く、このふたつを明確に使い分けているのがよくわかるでしょう。
ただ、テレビ業界ではこの使い分けはあまり明確ではなく、局によって番組のクレジットもまちまちです。これは、資金調達も番組制作も曲が一括して行うケースが多いからだそう。
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